02GAME DEVELOPMENT
しくみをつくる

ゲーム開発

「遊びたい」を、つくってみる。

企画、キャラクター、コード、音を組み合わせて、最後まで遊べる小さなゲームをつくる。AIと試し、プレイヤーと磨く。

読む目安 23分5 STEPS確認 2026.10.22
ゲーム開発の制作物・手順を表す編集図解
編集図解 / GAME DEVELOPMENT
完成例・手順・比較から読む20手で星を集めるゲームを作る実践ガイドを開く
この分野のゴール

遊びのルールを説明でき、開始から終了まで動く1分間のゲームを完成させる。

ゲーム制作では、企画を考える人、絵を描く人、コードを書く人、音をつくる人の仕事がつながります。生成AIはそれぞれの下書きや試作を手伝えますが、楽しさは実際に遊んで確かめる必要があります。見栄えのよい画像だけでは、遊べるゲームは完成しません。

ここでは「避ける」「集める」「押す」など1つの操作を核にして、短い作品を完成させる学習プランを提案します。最初は四角や丸の仮素材で十分。操作したときの反応が面白くなってから、世界観や生成素材を加える順番にします。

敵が決まったルールで追いかけてくる仕組みも、ゲーム分野ではAIと呼ばれます。これは生成AIとは限りません。また、制作時にAIを使うことと、プレイ中にAIが会話を生成することも別の設計です。まずは制作の補助から始めましょう。

AIと、こんなことができる。

01

遊びのルールを試す

制約を決めて複数の企画を出し、勝利条件、失敗条件、操作を短くまとめます。気になる案は紙や仮画面で試します。

例えば:「操作は左右だけ・1プレイ60秒・星を集める」で3案を比較する。

02

ロジックを組み立てる

プレイヤー移動、衝突判定、得点、画面切り替えなどを小分けに実装します。利用エンジンのバージョンもAIに伝えます。

例えば:敵に触れたら終了する処理を先につくり、その後に得点を追加する。

03

世界観をそろえる

背景・キャラクター・効果音の試作をAIで行い、配色や大きさを調整します。使う素材の出所と条件を記録します。

例えば:夕暮れの郵便屋というテーマに合わせ、3色のパレットで小物をそろえる。

ROADMAPLEARN → TRY → MAKE

5つのステップで、
「できる」を増やそう。

気になる段階から自由にどうぞ。前の段階を終える必要はありません。

01
入門 · 目安 1日

1分の遊びを決める

+

何をしたら勝ち、何をしたら終わるかを1枚にまとめる。

学ぶこと

  • 遊びの繰り返しを「行動→結果→次の判断」で捉える。
  • 最初の作品では操作、場面、目的を増やしすぎない。
  • 文章の企画と、実際の操作感には差がある。

やってみよう

  1. AIに制約付きで3案を出させ、1つだけ選ぶ。
  2. プレイヤー・目的・操作・終了条件をそれぞれ1文で書く。
  3. 紙に画面を描き、友人にルールを説明する。
つくるもの

1ページの企画と画面ラフ

結果を確かめる観点
  • 30秒以内でルールを説明できる。
  • 1回のプレイがどこで始まり終わるか決まっている。
この段階の実例を読む
02
入門 · 目安 2〜4日

仮素材で最後まで遊べる形に

+

開始・操作・終了・再挑戦をつなげる。

学ぶこと

  • GDevelopのイベントや、エンジンのスクリプトで条件と動作を結び付ける。
  • 画面に見える絵と、当たり判定の形は別に確認する。
  • エンジンの版が違うと、使える機能や書き方が変わる。

やってみよう

  1. 四角いプレイヤーを左右へ動かす。
  2. 落下する障害物、衝突、ゲームオーバーを順に追加する。
  3. タイトル画面とリトライをつなぎ、5回続けて遊ぶ。
つくるもの

装飾前の小さなゲーム

結果を確かめる観点
  • ゲームオーバー後に、ページを閉じず再挑戦できる。
  • ゲーム開始前と終了後に得点が増えない。
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03
実践 · 目安 3〜5日

操作の気持ちよさを磨く

+

難易度と反応を調整し、何が起きたか伝わるようにする。

学ぶこと

  • スピード、出現間隔、判定の大きさが難易度を変える。
  • 音、色、短い動きは行動の結果を伝える。
  • 見た目の豪華さだけで、操作の不満は解決しない。

やってみよう

  1. 3人に遊んでもらい、説明が必要だった場所を記録する。
  2. 移動速度だけを変えた2つの版を比べる。
  3. 得点時・ダメージ時・終了時に異なる反応を付ける。
つくるもの

調整前後を比較できるプレイ動画

結果を確かめる観点
  • 初めて触る人が基本操作を理解できる。
  • 当たった理由や得点した理由が画面から分かる。
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04
実践 · 目安 1週間

素材と世界観を統一する

+

仮素材を置き換え、作品としての一貫性をつくる。

学ぶこと

  • 画像の背景透過、サイズ、輪郭の読みやすさを確認する。
  • 素材の利用条件と、作成時の設定をまとめて残す。
  • 音量差や読み込み時間もプレイ体験に影響する。

やってみよう

  1. 配色・形・音の方針を短いスタイルガイドにする。
  2. AIで素材を試作し、画面上の実サイズで選ぶ。
  3. クレジットと音量調整を付け、低性能の端末でも試す。
つくるもの

タイトル・見た目・音がそろった作品

結果を確かめる観点
  • 背景とキャラクターが区別しやすい。
  • 全素材について出所または自作であることを記録した。
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05
応用 · 目安 2週間〜

公開とプレイテストを続ける

+

遊んだ人の行動から、次の改善を決める。

学ぶこと

  • 「楽しかった?」だけでなく、どこで迷ったかを観察する。
  • コードが正しくても、最後まで進めるとは限らない。
  • 新機能を加えたら、前の機能が壊れていないか確認する。

やってみよう

  1. 遊び方と推奨操作を掲載し、小規模に公開する。
  2. 開始・得点・終了・再挑戦の経路を毎回確認する。
  3. 感想を整理して、難易度や操作を1点ずつ改善する。
つくるもの

公開URL、更新履歴、プレイテスト記録

結果を確かめる観点
  • 別の人が開始から終了まで自力で遊べる。
  • 改善の判断が、感想や観察記録と結び付いている。
この段階の実例を読む

練習時間は編集上の目安です。

TRY ITYOUR FIRST SMALL WIN
45分

45分で、星を集めるミニゲーム

  1. GDevelopなどのエンジンで空の2Dプロジェクトをつくる。
  2. プレイヤーを四角、星を丸として置き、左右移動だけを実装する。
  3. 下の相談文をAIへ渡し、1項目ずつイベントやコードを追加する。
  4. 星を集めた得点と、30秒の終了を確認する。
  5. もう一度遊ぶボタンを付け、友人に1回遊んでもらう。
コピーして、試してみよう
2Dゲームの初心者です。使うエンジンは[名前・バージョン]。左右に動くプレイヤーが、落ちてくる星を30秒間集めるゲームを作ります。素材は丸と四角です。必要なオブジェクト・変数・イベントを一覧にし、1つずつ実装する順番を示してください。時間切れ、同じ星への重複加点、再スタート時の得点初期化も確認したいです。

星1個につき1回だけ加点され、30秒で終了し、0点から再挑戦できる。

次は、何をつくる?

入門2〜3時間

1ボタンの反射神経ゲーム

合図が出たら押すゲーム。合図前の入力と連打もルールとして扱い、結果を明確に伝える。

完成形:3回連続で再挑戦できるゲーム

基礎2〜4日

1部屋だけの脱出ゲーム

手がかりを3つに絞り、解く順序を設計。AIには矛盾や解けなくなる状態の洗い出しを頼む。

完成形:解答手順と、初見プレイの記録

応用2〜4週間

短編ゲームの共同制作

企画・実装・美術・音を分担。AIを使った箇所を記録し、素材名や画面サイズを最初に共有する。

完成形:5分以内で終わる作品と制作クレジット

TOOLBOXCHOOSE BY PURPOSE

道具は、目的で選ぼう。

まずはひとつ試して、必要になったら増やす。利用条件や提供範囲はリンク先で確認できます。

GDevelop公式ロゴ
入門

GDevelop

公式サイト

イベントでルールを組み立てるゲームエンジン。AIはプロジェクトの内容を踏まえた相談や制作を支援します。

こんなときに

条件と動作を画面で追いながら、短い2Dゲームを作りやすい。

最初に試すこと · 編集提案

サンプルを複製し、Ask AIでAuto editをオフにして、移動速度を変える場所を尋ねる。変更前後を比べる。

AI利用枠・公開機能の条件は公式で確認条件確認 2026-10-22

ロゴの権利は各権利者に帰属します。 公式素材の出典

Unity AI公式ロゴ
実践・ベータ

Unity AI

公式サイト

Unity Editor内のAI支援。公式案内ではベータ版として提供されています。

こんなときに

シーン、GameObject、コンポーネントを参照した相談を学べる。

最初に試すこと · 編集提案

練習用プロジェクトで、Askモードからエラーの説明を頼む。

試用・クレジット・対応環境を公式で確認条件確認 2026-10-22

ロゴの権利は各権利者に帰属します。 公式素材の出典

Godot Engine公式ロゴ
基礎教材

Godot 公式2Dチュートリアル

公式サイト

敵を避ける2Dゲームを完成させる教材。生成AI機能そのものではありません。

こんなときに

AIへ質問する前に、ゲームの構成やコードの基礎をつかめる。

最初に試すこと · 編集提案

プログラミングが初めてなら基礎の章から読み、2D教材へ進む。

公開教材条件確認 2026-10-22

Godot logo © 2017 Andrea Calabró. CC BY 4.0. 公式素材の出典

Unity AI公式ロゴ
基礎〜応用教材

Unity Learn

公式サイト

Unity公式の学習サイト。制作に必要な基礎を順番に学べます。

こんなときに

AIの出力で分からなかった概念を、教材で確かめられる。

最初に試すこと · 編集提案

Unity Essentialsから、エディター操作と基本概念を学ぶ。

無料の公式学習コンテンツあり。関連ソフトやサービスの条件は公式で確認。条件確認 2026-10-22

ロゴの権利は各権利者に帰属します。 公式素材の出典

THEN → NOWUNDERSTAND THE CONTEXT

この分野は、どう変わった?

2025

3D生成が制作環境へ入る

RobloxはCube 3Dを発表し、文章から形状をつくる機能とオープンソース版を案内。ゲームの素材制作を支援する動きが進みました。

出典を読む
なぜ変わった? 仕組みと、今へのつながり

2025年3月17日の発表。メッシュ生成ベータはその週の提供として案内され、将来構想も同じ記事に含まれています。

何が難しかった?

ゲームでは、正面から見える絵だけでなく、回り込んで見ても形がつながる立体が必要です。Robloxの発表は、2D画像からの再構成だけでなく、3Dのデータそのものを使って形状を学習する方向を示しています。

何が変わった?

Cube 3Dは、立体形状をトークンにして、次の形状トークンを予測する方法を説明しました。2025年3月の最初の提供では、メッシュ生成のベータとモデルの公開を案内しています。生成の対象が文章ではなく、立体の構造になっています。

いま使うなら · 編集の視点

編集の視点:ゲーム用の宝箱を作ったら、裏側の形、プレイヤーとの大きさの比、当たり判定を確かめます。「箱の形を作る」と「開けると得点が増えるルールを作る」は別の工程として分けると、何が未完成かが分かります。

できることと、限界

発表当時の最初の機能と、将来の場面生成・機能を持つ物体の構想は区別します。メッシュが生成されても、ゲームの勝敗条件、操作の快適さ、遊びの面白さまで自動的に完成するわけではありません。

根拠となる一次資料 · 内容確認 2026-10-22

研究・発表の説明と、学びへの応用案を区別しています。原論文と現在の製品が、同一の実装とは限りません。

2026

エディター内のAIで試作する

UnityはAIツールのベータ版を案内。質問、計画、実行という複数モードで、プロジェクトの情報を踏まえて制作を支援します。

出典を読む
2026

完成度を、実プレイで測る

RobloxはBuildによるゲーム生成の評価方法を公開。仕様や構造の検査に加え、実際の操作で遊べるかを確かめる方法を説明しています。

出典を読む
AI全体のあゆみを見る
GO DEEPERMAKE IT YOUR OWN

もう一歩、深く。

01

NPCの会話を生成する

プレイ中の生成を取り入れるなら、世界観、言ってよい情報、返答の形式、待ち時間、費用を設計します。最初は決まった選択肢と短い生成コメントを組み合わせると検証しやすくなります。

02

AIでプレイテストを補助する

AIに想定操作や不具合の候補を出させ、実プレイで確かめます。自動テストだけでは感じ取りにくい操作感や楽しさは、人の観察も合わせて判断します。

03

自分の世界観を仕様にする

キャラクターの口調、色、地形、音の方針を制作ノートにまとめます。生成するたびに同じ資料を使い、シリーズ作品でも判断がぶれない状態をつくります。

つまずいたら、ここを見直そう。

最初から大作を目指す

大きなRPGには戦闘、会話、保存、マップなど多くの仕組みが必要です。最初は「戦闘1回だけ」「1部屋だけ」に切り取り、最後まで遊べる経験を優先しましょう。

見た目だけを評価する

静止画がきれいでも、操作不能、画面外への落下、終了できない状態は残ります。開始から終了まで自分の手で繰り返し遊び、他の人にも試してもらいます。

生成素材をそのまま混ぜる

画風、解像度、輪郭、音量がばらばらだと遊びにくくなります。AIへ共通の制作条件を渡し、ゲーム内の大きさと背景色で見比べて選びます。

よくある疑問

プログラムを書かなくても作れる?+

イベント式のエンジンなら、文章や画面操作を中心に作れます。ただし、条件、変数、繰り返しという考え方は役立ちます。作りながら少しずつ学びましょう。

AIに面白いゲームを考えてもらえばいい?+

企画案を増やすことには役立ちます。面白さは操作と反応の積み重ねなので、短く作って遊び、何が楽しかったかを確かめる工程が必要です。

最初から3Dにするべき?+

初作品には2Dを提案します。カメラ、奥行き、モデルの調整が少なく、ルールづくりへ集中できます。3Dが目的なら、1部屋と単純な形だけで始めると進めやすくなります。

出典と、次の寄り道。

機能や歴史は一次情報を参照しています。練習課題と学習順序はAI ATLASの編集提案です。

  1. Build and learn with GDevelop AI GDevelop · ゲームのオブジェクト・変数・イベントを参照するAI機能の説明。 · 確認 2026-10-22
  2. Unity’s AI tools in beta: How to get started Unity · 2026年5月5日。Unity 6以降、Ask・Plan・Agentの各モードを紹介。旧Museとは別の製品。 · 確認 2026-10-22
  3. Your first 2D game Godot Engine · 初めての2Dゲームの公式チュートリアル。プログラミングの基礎を前提とする。 · 確認 2026-10-22
  4. Introducing Roblox Cube Roblox · 2025年3月17日。Cube 3Dとオープンソース版を発表。 · 確認 2026-10-22
  5. How Roblox Evaluates Build Game Creation Roblox · 2026年10月8日。仕様・構造・実際のプレイなどを組み合わせた評価。Buildの提供範囲は別途確認が必要。 · 確認 2026-10-22
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