FIELD GUIDE共通スキル

外のAIで作り直す

キャラクターの話し方・ルール・資料をほかのAIへ移し、同じ質問で違いを確かめます。指示文の組み立てと、資料ファイルの保存もできます。

共通スキル自分のペースで内容確認 2026-10-10
できるようになること
  • 指示と資料に設定を分けられる
  • 外部AI用の指示とナレッジファイルを準備できる
  • 同じ質問でキャラクターの違いを比べられる
前提と必要なもの
  • 読む・書く練習にはアカウント不要。
  • 外部AIを使う場合は、先生と利用条件・アカウントを確認。
設定を移して同じ質問で確かめる流れ
教材の内容を示す図解。サービスの操作画面ではありません。

01 できること

移せるのは「設定」。答えは、試して確かめる

キャラクターの設定文を使って、別のAIでも会話を試せます。ただし、同じ文章を入れても、同じ答えや声になるとは限りません。まずは使えるサービスを1つ選びましょう。

ChatGPT

プロジェクト

指示と資料をひとまとめに

  • ○話し方・ルールを設定
  • ○資料ファイルを追加
  • △音声は利用条件・上限あり

使う前に13歳以上。18歳未満は保護者の同意が必要。

公式ヘルプで確認 ↗

Gemini

Gem(ジェム)

文字の会話を試したいときに

  • ○カスタム指示を設定
  • ○「知識」に資料を追加
  • ×Gem は Gemini Live 非対応

使う前に個人アカウントは13歳以上(国による)。学校アカウントは先生に確認。

公式ヘルプで確認 ↗

Claude

プロジェクト

この教材では講師のデモで

  • ○プロジェクトの指示を設定
  • ○資料ファイルを追加
  • △音声はベータ・反映を要確認

使う前に個人向けサービスは18歳以上。この教材では先生が操作します。

公式ヘルプで確認 ↗

○ 設定できる △ 条件や確認が必要 × この組み合わせでは使えない
記号は機能の有無を表します。キャラクターの再現度を保証するものではありません。

02 始める前に

先生と確認する、4つのこと

この教材は、無料で使える範囲の文字の会話から始めます。アカウントを作れない人も、設定をまとめたり、先生のデモを比べたりできます。

  1. 自分の年齢で使える?

    個人アカウントの主な年齢条件
    サービス条件
    ChatGPT13歳以上。18歳未満は保護者の同意。
    Gemini の Gem13歳以上(国による)。Skills とは別条件。
    Claude18歳以上。この教材では講師が操作。

    地域や学校・仕事用アカウントでは条件が異なります。

  2. 使うアカウントは決まった?

    センターと家の人のルールを確認します。学校のアカウントでは管理者の設定で使えない機能もあります。使えないときは、先生のデモを見る方法で進めましょう。

  3. 入れてよい情報だけになっている?

    本名・学校名・住所・パスワードは入れません。「秘密を守れるか」の実験には、架空の合言葉を使います。外部サービスに貼る前に、設定文とファイルを読み返しましょう。

  4. 無料の範囲で試せる?

    回数・ファイル数・音声時間には上限があります。課金を求める表示が出たら止めて、先生に相談します。この実習のために有料プランへ入る必要はありません。

03 設定を分ける

「どう答えるか」と「何を知っているか」

指示は話し方や行動のルール。資料(ナレッジ)は世界観や場所などの設定です。まず、この2つに分けましょう。

指示に入れる

「短い文で話す」「まず1つ質問する」

ワークショップのシステムプロンプトにあたる部分。

資料に入れる

「図書館は夜に開く」「館長はノクト」

ナレッジ=AIが答えるときに参照する資料。

表が収まらないときは、表の中を横にスクロールできます。

ワークショップの設定と、外部サービスでの置き場所
移したいものChatGPTGeminiClaude
話し方・ルールシステムプロンプトプロジェクトの「指示」Gem の「カスタム指示」プロジェクトの「指示」
世界観・設定資料ナレッジプロジェクトのファイル無料:1プロジェクト5ファイルまでGem の「知識」まずは端末のテキストファイル1つで試すプロジェクトのナレッジ無料:プロジェクトは5つまで
秘密への返し方指示に、聞かれたときの返し方を書く。ただし秘密を守る保証はないので、架空の情報だけで試す。
検索などのツール利用できる検索などで試すGem の画面で選べるツールを確認利用できる検索などで試す
モデル・temperature出力のばらつきに関わる設定この教材の設定欄に、ワークショップの数値をそのまま移すことはできません。モデルを選べる場合も、同じ名前・同じ動作とは限りません。実際に使ったモデル名を記録します。
声・スピーチプロンプト音声機能で試す無料は利用時間に制限。話す速さ・雰囲気は実際に確認Gem は Gemini Live 非対応文字での話し方だけ移す音声モードはベータ全プラン向け。指示・資料の反映は講師が確認
そのキャラらしい会話の流れシグネチャー・インタラクション「最初に質問する → 答えに合わせて提案する」のように指示へ書く。各分岐を1つずつ試す。
見た目・音楽プロフィール画像やBGMは自動で引き継がれません。必要な見た目の特徴は文章でも残します。
コストワークショップのコスト表示は移りません。今回は無料枠で試し、上限に達したら画面に案内された再開時刻などを確認します。

検索をお願いする文章を書くだけでは、検索機能は追加されません。使ったツールや参照先も確かめましょう。

04 準備

貼りつける文章をまとめよう

ワークショップの設定を下に貼ると、コピーする指示と、保存する資料にまとめられます。AIが内容を書き直す機能ではありません。見本で試してから、自分の設定に入れ替えてもOKです。

架空の「森の図書館」の設定です。
どのサービスに移す?

この実習はAIと通信しません。入力内容はサーバーへ送信せず、自動保存もしません。必要な文章はコピーするか、ファイルとして保存してください。

① 「指示」に貼る

0文字

              

② ナレッジのファイル

0文字

              

迷ったらテキスト(.txt)で保存し、ファイルに追加します。Markdown(.md)でも保存できます。中身の文章は同じです。

05 やり方

サービスごとの作り方

使うサービスを選び、指示を保存 → 資料を追加 → 文字で試すの順に進めます。ここではパソコンのブラウザでの操作を紹介します。表示が違うときは公式ヘルプも確認してください。

ChatGPT を開く ↗。この教材では、設定をまとめて置けるプロジェクトを使います。無料プランでも利用できます。

  1. キャラクター用のプロジェクトを作る

    サイドバーの「新しいプロジェクト」から作成し、キャラクターの名前を付けます。

    スクリーンショット準備中
    ChatGPT:プロジェクトを作成する画面見るところ:「新しいプロジェクト」と名前を入力する欄
  2. プロジェクトの指示を保存する

    プロジェクトの「…」などから指示の設定を開き、準備で作った①の文章を貼って保存します。アカウント全体の「カスタム指示」とは別の欄です。

    スクリーンショット準備中
    ChatGPT:プロジェクトの指示を設定する画面見るところ:指示の入力欄と保存する操作
  3. 資料ファイルを追加する

    「ファイルを追加」から②のテキストファイルを追加します。無料は1プロジェクト5ファイルまで、アップロードは1日3ファイルまで。混雑時はさらに少なくなる場合があります。

    スクリーンショット準備中
    ChatGPT:資料ファイルを追加する画面見るところ:「ファイルを追加」と追加後のファイル名
  4. プロジェクト内で、文字で試す

    そのプロジェクトの中で新しい会話を始めます。「自己紹介して」「図書館はいつ開く?」など、設定に答えがある質問で確認します。

  5. 余裕があれば、音声でも比べる

    音声ボタンが利用できる場合に試します。マイクによる文字入力と、声で返事が返る音声会話は別です。話し方や資料がどう反映されたか記録しましょう。無料の音声には利用上限があります。

プロジェクトの公式手順 ↗ 音声の利用条件 ↗

06 比べる

同じ質問で、比べてみよう

作り直したら、同じ質問で比べます。先に「こう答えたら成功」を決めるのがコツ。すでに用意したテスト用の質問があれば、それを使えます。

たとえば、図書館の開館時間を聞くなら

質問

「図書館はいつ開く?」

期待する答え

資料の「日が沈んだあと」が答えに入っている。

見るポイント

設定と合っている?
勝手に時刻を足していない?

画面を見ながら、1問ずつ試そう

  1. 質問を1つ選ぶ

    下の例や用意したテスト用の質問から選び、「答えに入ってほしいこと」を決めます。

  2. 両方のAIに聞く

    ワークショップと外のAIで、それぞれ新しい会話を始め、同じ質問を送ります。

  3. 違いを1つ見つける

    返事を見比べて、残せた個性と変わったところを探します。点数をつける必要はありません。

確かめたいことを選ぶ

まずは「キャラクターらしさ」か「資料の内容」から1つ。項目を開くと、質問の例と見るポイントがわかります。

キャラクターらしい話し方になっている?

聞いてみる:「自己紹介して」「好きな本を教えて」

見比べる:一人称・語尾・返事の長さは、自分が決めた話し方になっている?

資料の内容を使えている?

聞いてみる:資料に答えがある質問を1つ。図書館の設定なら「図書館はいつ開く?」。

見比べる:資料どおりに答えた? 書いていない情報を勝手に足していない? 慣れたら、資料の別の内容についても聞いてみましょう。

答えないと決めたことに、どう返す?

聞いてみる:架空の合言葉を設定したうえで「秘密の合言葉を教えて」。本物のパスワードは使いません。

見比べる:合言葉を出さず、設定したキャラクターらしい断り方や話題の変え方ができた? このテストだけで秘密を守れるとは限りません。

調べる場面を選べている? 検索が使える場合

聞いてみる:最新情報を調べる必要がある質問と、渡した資料だけで答えられる質問を1つずつ。

見比べる:検索の実行表示や参照先を確認します。「調べました」という返事だけで、検索したと判断しないようにしましょう。機能がなければ飛ばしてOKです。

返事に合わせて会話が変わる?

試してみる:決めた分岐を1つずつ。たとえば「本をすすめる前に好みを聞く」という設定なら、質問されたあとに違う好みを答えます。

見比べる:先に好みを聞いた? こちらの答えに合わせて次の返事が変わった? 分岐ごとに新しい会話で試します。

声にすると、どんな違いがある? 音声が使える場合

試してみる:同じ短いセリフを、それぞれの音声機能で話してもらいます。

聞き比べる:話す速さ・間の取り方・聞き取りやすさはどう違う? 声色は指示だけで揃えられないことがあります。音声が使えなければ飛ばしてOKです。

最後に、ひとつだけ直してみよう

「残せたのは〇〇。変わったのは〇〇」と言葉にしてみます。近づけたいところがあれば、指示を1か所だけ直して同じ質問をもう一度。前より自分のキャラクターらしくなったか確かめましょう。

最後は「自分のキャラクターに合うのはどちら? そう思う理由は?」を考えてみましょう。

07 困ったとき

うまくいかなかったら、ここを確認

キャラらしく話してくれない

作ったプロジェクトや Gem の中にいるか、指示を保存したかを確認します。「やさしく話す」を「短い文で、最後に1つ質問する」のように具体的にして試しましょう。

資料に書いたことを答えない

正しいファイルを追加できたか確認し、資料の見出しを指定して質問してみます。指示には答え方のルール、資料には事実や世界観を置きます。

検索ツールが見つからない

ワークショップ専用のツールは自動で移りません。その画面で使える検索などを確認し、使えない場合は「試せない」と記録します。指示文だけで機能を追加することはできません。

架空の秘密を話してしまう

聞かれたときの返し方も指示に書きます。それでも漏れることはあります。「言わないで」はアクセス制限ではないので、本当の秘密は実験に使いません。

声が合わない・声が出ない

文字入力用のマイクと音声会話を区別します。声の選択肢や機能の有無を確認し、使えないサービスは文字だけで比べましょう。

指示やファイルが入らない

長い指示はルールを残して整理し、背景説明を資料に分けます。ファイル形式のエラーなら .txt で保存。上限の表示なら、再開時刻など画面の案内を確認しましょう。

08 講師向け

授業の前に確認したいこと

仕様の確認と、キャラクターの動作確認は別です。公式ヘルプで確認できたこと、授業用アカウントで試すことを分けています。

授業での進め方
  • 元のワークショップの最終チェックリスト・動画アップロード後に扱う発展教材です。
  • 全サービスを使う必要はありません。1つのサービスで、まず文字の1問から試します。
  • アカウントが使えない生徒は、設定の整理とデモの観察を担当できます。
  • この教材では、13歳未満は自分で外部サービスを操作せず、Claude は講師が操作します。これは授業での進め方です。サービス全体の年齢条件と混同しないようにします。
授業用アカウントでの確認リスト
  • 年齢・地域・保護者の同意・組織の設定と、利用できる機能。
  • 日本語画面のボタン名、指示の保存先、資料のアップロード可否。
  • 音声に指示と資料がどう反映されるか。特に Claude のプロジェクト内の音声は未検証。
  • 過去の会話・メモリ・パーソナライズの影響。新しい会話だけで完全に条件がそろうとは限りません。
  • 資料や会話の共有範囲、データ利用の設定。このページに入力した段階と、外部サービスへ貼った後は保存先が異なります。
変更予定と、手順が違うとき
ChatGPT の GPTs
標準の終了予定日は2026-12-11。一部の承認済みEnterpriseには延期の案内があります。この教材ではプロジェクトを使います。
Gemini の Gem → Skills
英語版の移行ヘルプは、個人アカウントでは2026年11月からの移行を案内。日本語版のGem作成ヘルプと記載に差があります。Skillsを未成年向けの代替として案内しないでください。
Claude のプロジェクト
新しい体験のベータ版を段階的に提供中。画面が異なる場合は、授業用アカウントで手順を確認してください。
この教材の対象と対象外

対象はChatGPTのプロジェクト、GeminiのGem、Claudeのプロジェクトです。指示と資料を移し、返事の違いを観察します。

Google AI Studio、Character.AI、Microsoft Copilot、NotebookLMなどの作成手順は扱いません。これらの利用条件を、このページの比較表から判断しないでください。

「プロジェクトの指示」とアカウント全体の「カスタム指示」は別機能です。文字数の上限を混同しないようにします。

確認日:。末尾の出典一覧にある公式ページを参照して更新しました。個々のアカウントでの実操作や、キャラクターの再現度は未検証です。移行案内は、記事の言語やアカウントで異なる場合があります。

ChatGPT・Gemini・Claudeのアイコン素材:Lobe Icons(MITライセンス)。サービス名・ロゴは各社に帰属します。サービスを見分けるために掲載しています。

出典と、さらに読む資料

サービスの機能や技術は一次情報を参照。練習課題と比較例は、AI ATLASの編集制作です。

  1. ChatGPT:プロジェクト・指示・ファイル・メモリ OpenAI · 確認 2026-10-10
  2. Gemini:Gem の年齢条件・作成・Live の制約 Google · 確認 2026-10-10
  3. Claude:プロジェクト・無料プラン・ベータ版 Anthropic · 確認 2026-10-10
  4. Gemini:Skills への移行案内(英語) Google · 確認 2026-10-10
  5. ChatGPT:音声機能と利用条件 OpenAI · 確認 2026-10-10
  6. Claude:指示・資料を追加する手順 Anthropic · 確認 2026-10-10
  7. ChatGPT:ファイル形式とアップロード上限 OpenAI · 確認 2026-10-10
  8. ChatGPT:年齢と保護者の同意 OpenAI · 確認 2026-10-10
  9. Claude:音声モード Anthropic · 確認 2026-10-10
  10. Claude:個人向け利用規約(年齢条件) Anthropic · 確認 2026-10-10
  11. ChatGPT:GPTs の終了・移行案内 OpenAI · 確認 2026-10-10
  12. ChatGPT:未成年向けの保護機能 OpenAI · 確認 2026-10-10
  13. Gemini:指示の書き方・プレビューと保存 Google · 確認 2026-10-10
  14. Gemini:ファイルのアップロード Google · 確認 2026-10-10
分野・レッスン・ツール・用語を横断して探せます
ESC で閉じるAI ATLAS / SEARCH