LESSON 04AI BASICS

その答え、どう確かめる?

10分

AIを使えることには、出力を点検できることも含まれます。疑うためだけでなく、安心して説明したり公開したりするために、確認を制作の一部にしましょう。

01

事実は、主張ごとに確認する

ひとつの文章に、いくつもの主張が含まれていることがあります。日付、人数、製品の機能、比較の条件を抜き出して、それぞれの根拠を確認します。URLが実在することだけでは、書かれた内容を裏づけたことにはなりません。

発表元の資料、原論文、公式ドキュメントを開きます。複数のサイトが同じ記事を転載している場合、独立した裏づけが増えたとは限りません。『資料に書いてあること』『そこから考えたこと』『まだ分からないこと』を分けると、説明が誠実になります。

02

数字は、単位と元データを見る

グラフがきれいでも、軸の範囲、単位、欠けたデータ、集計対象が違うと意味が変わります。AIに『平均を出して』と依頼する前に、1行が何を表すか、空白をどう扱うかを決めます。

少量のデータで、自分でも計算して照合しましょう。相関は、ふたつの値が一緒に変わる関係です。それだけで、一方がもう一方の原因だとは言えません。『ほかに影響するものは?』という問いを残すことが探究の出発点になります。

03

入力する前と、公開する前に

他人の名前、顔、成績、連絡先などを、そのまま依頼に含める必要があるか考えます。練習には架空のデータや、自分で公開してよいと判断できる素材を使うと取り組みやすくなります。

素材やサービスの利用条件は用途によって違い、変更されることもあります。画像・音楽・コードの公開や配布の前に、元の素材と利用したサービスの条件を確認しましょう。人物の声や姿を使うときには、本人の了解を得ることも制作計画に含めます。

04

自分の仕事を説明できるように残す

使った道具、依頼、出力、修正点、確認した資料を簡単に記録します。どこをAIに手伝ってもらい、どこを自分で決めたかが見えると、次の作品を改善しやすくなります。

学校へ提出する場合は、その課題で大切にしている学びと、学校の提出ルールを確認します。答えの完成だけを目的にせず、どう考えたか、自分の言葉で説明できるかを最後の確認にします。

LET’S TRY

15分の実験:小さなファクトチェック

  1. AIに身近な技術について200字で説明してもらう。
  2. 確認できる事実を3つ選ぶ。
  3. 公式資料を開き、各事実の根拠と日付を記録する。
  4. 確認できない部分は、そのまま断言せず書き直す。

3つの主張に、それぞれ対応する出典や確認結果があればクリア。

理解を確かめよう出典付きなら必ず正しい?考え方を見る +

出典が主張を本当に支えているか、古くないか、条件が一致するかまで見ます。引用付きの文章にも誤読や飛躍は起きます。

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